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カテゴリ:怪談( 4 )

恐怖感

今朝方、何となく冷たい麦茶を飲みながら
怖かったことを思い出していた。

コワイというより恐怖感の方がしっくりくるかな

怪談やホラーが好きだけど、自分はそんな怖い目にあったことは無い。
と思っている。
でも、何度か同じ
「恐怖感」というのに出会った事がある。

はじめは、中学校の修学旅行で行った東北での出来事
前年度まで、修学旅行は京都だったのに
新幹線の関係なのか、台東区と東北地方との関係なのか
前年度の先輩たちの素行のせいなのか、
修学旅行が東北になったのだ
何となく、京都が良かったなって思っていたけど
中学とかでよくある、行く前にその土地について調べて発表みたいな授業で
自分なりに龍泉洞や、カッパ淵、オシラサマ、なんて事を調べてまとめていたら
俄然興味が湧いて、修学旅行が楽しみになった。
妖怪も宮沢賢治も好きだったからってのも大きいかな

3日だか、4日だかの日程で
確か2日目が班での自由行動だったかな
私たちのグループは、何処からだったか忘れてしまったけれど
電車で遠野まで行って、駅前でレンタサイクルして
カッパ淵とオシラサマの所を回る事に
カッパ淵を冷やかし、オシラサマの沢山の祀ってあるところへ

奥なのか、2階なのかちょっと記憶が曖昧だけど
その建物には、オシラサマが祀ってあった
沢山。
入り口付近にあったのは怖くなかったのだけど、
奥に飾ってあるのはとても怖かった。
もっと近くで見ようと友達は言うけど
とにかく怖くて、奥に進みたくなかった
と言うより進めなかった
私だけがずっと、入り口付近で
「帰ろう、もう帰ろう」って言っていた
普段、あまりわがままを言って周りを困らす事がなかったから
友人たちもはじめは「怖いの?」って笑っていたけど
結構早めに切り上げてくれたのを覚えている。

何が怖かったのか分からないけど、とにかく怖かった
そこに居たくなかった
その場から逃げたかった

雰囲気が苦手だったのかな?と思っていたけど
同じ感覚を長野でも味わったのだ



More クリックで長文でるよ
by sasakobo_b | 2020-01-30 01:52 | 怪談

よく見る夢。

皆さんも、よく見る夢ってあるでしょう。。。

小学生の時に
居間の、ある場所で寝ると
必ず、同じ夢を見ました。
うん。。。
今思うとね、あの夢を見る時は
そういえば、あそこで寝ていたなぁ。。。って
思い出したんです。

私の実家は飲食店を経営していて
一番上の兄とは10、
真ん中の兄とは6つも年が離れていたので
お店の営業中
私は、1人
お店の裏にある居間で、テレビを見たり
宿題をしたりして、暇を持て余しておりました。

昔は、夜でもそんなに面白いテレビをやってはおらず
だいたい、暇で暇で
1人でいるのが寂しくって
居間でゴロゴロゴロゴロしてるうちに
その場で寝てしまう事が多くありました。

気持ちのよいはずのうたた寝で
よく、見る夢があったんです。

寝ている姿はそのままで
私は目を覚ますのですが
起き上がる事が出来ず、どうしょうもなくもがいていると
一斉に、喪服のような物を着ている、知らない人たちに
見下ろされるんです。
複数の人が、ものすごい形相で私に向かって話しかけてるんです。
いや、
話しかけてると言うよりも
怒鳴りつけられてるような感じ。
でも、何を言っているのか聞こえないの
見下ろしている人たちの口が
絶え間なく、パクパクと何かを訴えてるんです。
何を言っているのか聞き返そうにも
私は口も動かない。
ただただ、一生懸命動こうと しゃべろうともがいてる。

そうこうしていると
一人のおばさんがギュウンっと私の顔に近づいて来て
ゆっくりと何かを言うんです。
あっ!これで、何を言われているのか分かるって思った瞬間
ものすごい恐怖感が襲ってくるんです。

コワイ コワイ コワイ
ぎゅむぅって目をつむると
視界が真っ暗になって
何かが小声で聞こえてくるんです。
、、、、、、カンジザイボサツギョウジンハンニャーハーラーミッタージーショウケンゴウンカードーイッサイクーヤク
たくさんのお坊さんの声だぁって
お経だぁって思った時には
頭の中にぐわん ぐわんとお経が大声で聞こえていて
コワイコワイコワイ。。。って思っていると

ゆかっゆかっゆかっ
って母に揺り起こされて
目覚めるんです。
「どうしたの?すごくうなされてたよ」って決まって言われて

「怖い夢見てた。
多分お葬式で私が横になっていて、皆に覗き込まれて何か言われてるんだけど。。。
あれは、きっと私じゃないの。もっと大人になってたの。。。」

母は、気味の悪い顔をして
「忘れなさい」
って一言。

何度も同じ夢を見て
そこで寝るのが怖いなって感じたのを
思い出しました。




ほんの少し昔の
本当の話。
by sasakobo_b | 2010-03-08 22:12 | 怪談

私は、蝶が苦手だ

幼少の頃
父の生家によく遊びに行った
千葉の山奥、何も無い所。

屋敷は大きく
庭もあった

庭には、放送塔があって
夕刻の決まった時間に
放送が鳴る

とーおきー
やーまにー
ひーはおーちてー
。。。という、聞き慣れた、あの曲
メロディーだけが、寂しく響き渡る

ある、夏の日
私は、父と母と兄2人と私の5人で、
その、なんの楽しみもない父の生家に遊びに行った。

空がオレンジ色に染まり
その、寂しい曲が流れた時
山の方から、
「ワァッッッッッ」っと
真っ黒い、大きな蝶の大群がこちらに向かって来た

大きくて、黒い蝶
欲しくて、欲しくて
兄に、虫取り網を貸してくれと懇願したが
まったく聞き入れてはもらえず
渋々、素手で捕まえる事にした。

本当に、たくさんの蝶で
手を伸ばせば、
簡単に手に触れた
ジャンプしながら蝶の羽を掴むと
ほろりと、蝶の羽の一部がもげた。

私は、綺麗なままの蝶が欲しく
羽のちぎれた蝶には目もくれず
再び、ジャンプして掴む。
ほろり。
ぷちり。
ほろり。
ぷちり。
何度、捕まえようと手を伸ばしても
綺麗な蝶は捕まえられず
私の手は鱗粉にまみれ
ちぎれた蝶の羽が、そこかしこに落ち
たくさんの、羽のちぎれた蝶は
そこかしこに羽ばたいていた。

手は汚れるし
蝶は捕まらないし
羽が所々ちぎれた蝶が
私のまわりをヒラヒラとたくさん飛んでいて
急に怖くなった。

私は、なんてひどい事をしてしまったのだろう。。。

泣きじゃくりながら
父の生家に駆け込んで
母に抱きついた。

嗚咽をもらしながら、ただただ泣いた。
泣きつかれた私は
そのまま寝てしまった。

それ以来、蝶は苦手だ
あの、まとわりつく鱗粉と
羽のちぎれる感覚が忘れられず
どうにも、蝶を好きにはなれない。


ほんの少し昔の
ほんとの話。
by sasakobo_b | 2010-03-07 18:01 | 怪談

3月の怪談。

私は、小学4年生のときに
猫を飼っていた。

白くて長い毛の、可愛いオスの猫。
名前はミー

あっ、
頭の所に、少し黒い毛の部分があって
目は、青と黄色のオッドアイ。
とっても綺麗な猫だった。

猫と私は仲良しで
よく、追いかけっこをして遊んだな。

寝るときは、私の布団の上。
重くって、寝苦しかったけど
でも、嬉しかった。

ミーは、悪さをして父に叱られると
私の布団に粗相をした。
猫のしっこは臭いのだ。

ある日、ミーのしっぽが
ぶんぶくりんに腫れていた。

毛は抜けて、
針で刺すと「パンッ」てはじけそうなくらい
プリップリに腫れていた。

慌ててお医者さんに往診に来てもらうと
検査が必要だと言われた。

検査の結果は、皮膚がん。

当時のミーは何歳だっただろう。。。
多分、1歳とか2歳とか
とっても若い猫だった気がする。

がんだと言われて、しばらくたって
ミーは野良猫を追いかけて
2階の窓から逃げてしまった。

屋根づたいに消えてしまったミー。

同級生が、しばらくの間一緒に探してくれたけど
結局は見つからなかった。

10歳年の離れた兄は「猫は死に目をみせねぇーから。。。」などと言っていたけど
元気な姿のまま、走り去って行ったから
きっと、どこかで生きていてくれてる
そう、信じていた。

ミーの事は、たまに
どうしてるかね、と家族で話題になったけど
フワフワの
温かな、白い毛並みを忘れかけていたある日

私が中学3年生くらいの時だったかな。。。

珍しく、母が私の部屋で一緒に寝るのだと言い出した。
「いいよぉー」
ちょっとうれしく
恥ずかしく
色々とお話しながら
2人で布団を敷いた。
そのお話の中で、すごく久しぶりに
ミーの話題になった。

「ミーちゃん、ちゃんと生きてるよね」

「がんだったから、死にに行っちゃったのかもよ」

「。。。うううぅん、きっと家族が出来てるよ
そのうち、オレの子供!って会いにきてくれるかも。。。」

「だといいね。。。」

。。。楽しく、懐かしく
愛おしく、ミーを思い出し
布団を敷きながら話していた
その時
私と母の手が一瞬、止まった。

ガサガサガサガサ。。。

今、敷いていた布団の中を
何かが走り抜けたのだ
そう、
丁度、
ミーの大きさ。

走り抜けた先は
私の部屋の物置。
すぐに駆け寄って、覗いたのだけど
何も居なかった。

怖くはなかった。
まったくと言っていい程。

「ミー?」
2人して、何故かそう呼んでしまった。
「ねずみの大きさじゃーないよ ね。。。ミー?か な。。。」
母と2人でキョトンと見つめ合い
なぜか、温かい気持ちでほっと息をついた。

「きっと、天国に居るんだね。」

「ありがとうって、言いに来てくれたのかな。。。」

「何もしてあげてないのに、ね」

「なんか、元気そうで、良かった。。。。。。
ちょっと、違うか。。。」

母と微笑み、泣きながら、布団を敷き直し
眠りについた。



ほんの少し昔の
ほんとの話。
by sasakobo_b | 2010-03-06 22:52 | 怪談